◯◯バカというとバカっぽい感じ(無知)に聞こえるかもしれませんが、「BAKARU」では専門家と同じ意味で使っています。突き抜けるとバカも大きな力になります。
世間から◯◯バカって言われるってすごいことですよね。「BAKARU」では尊敬の意を込めて◯◯バカと呼ばせてもらってます。
ということで、あるジャンルに特化した◯◯バカな人たちを紹介していきます。今回は生物系の◯◯バカを紹介します。
【動物バカ】ムツゴロウ(畑正憲)
(引用:ガジェット通信より)
畑 正憲(はた まさのり、1935年4月17日 - )は、日本の小説家、エッセイスト、ナチュラリスト、動物研究家、プロ雀士。愛称は「ムツゴロウさん」。日本エッセイスト・クラブ賞(1968年第16回)、菊池寛賞(1977年第25回)受賞、日本プロ麻雀連盟相談役であり初代十段位、最高位戦創案者。
(引用:wikipediaより)
動物バカと言えばもちろんこの人でしょう。テレビなどにも多数出演したりして動物好きとしてはかなり有名な方だと思います。「ヨーシヨシヨシヨシヨシヨシ」などと言いながら、顔舐められたりとインパクトがすごい強かったことを覚えています。
仕事をしている姿が魚のムツゴロウに似ているとのことで命名されたそうです。
ライオンなどに指を噛まれたり、野生のワニと泳いだり、牛のおしっこを飲んだりするなど普通では考えられない突き抜けたエピソードもたくさんあります。
動物と戯れているイメージが強いですが、実は東京大学理科Ⅱに現役合格しており実は頭もいいんです。見たものをそのまま覚えられるという(カメラアイというらしい)記憶力の良さもあるため、東大も難なく合格してしまったみたいです。しかし文学の興味を持ち始めると、東大を辞めてしまうなど自分の興味に真っ直ぐな人です。
「動物と触れ合うことの大切さ、東京の子どもたちにも知ってほしい」
という思いから東京にテーマパーク「東京ムツゴロウ王国」を開園しました。経営がうまくいかず多額の借金を背負うことになり、70歳で三億もの大借金を抱えましたが、今では返済を終えています。
「ムツゴロウ動物王国」は現在北海道で営業をしています。
そんな動物バカのムツゴロウさんですが、最近は動物を嫌いになったとか?という話を耳にしました。
〈動物でも人でも食べ物でも、好きになると徹底的に究めたくなる性分を、「自分でも怖いくらいの愛情過多症」と呼んでいた。「熊とか馬とかを命がかかっちゃうくらい愛するんです。だけど70を超えたころから、ふーっとなくなったんですね」
のめり込まず、距離を置いて楽しめるようになったが、原因はまだ究めていない〉
(引用:NEWポストセブンより)
この記事を読むと分かりますが、動物のことは今でも好きだけど、前よりものめり込むことがなくなってきたっという意味でした。
書籍もたくさん出しています。
【魚バカ】さかなクン(宮澤正之)
(引用:さかなクンオフィシャルサイトより)
魚と言えばもちろんこの人です。頭のぬいぐるみ(このぬいぐるみはハコフグです)と「ぎょぎょぎょ」という口癖?が印象的です。
お魚の豊富な知識と経験に裏付けされたトークでギョ存知!さかなクンです。
2015年3月には東京海洋大学名誉博士に就任。皆様にお魚の情報や正しい知識、美味しい食べ方や環境問題、漁業従事者の皆様とともに明日の漁業を考えて頂こうと全国各地で講演を行っています。
また、2010年には絶滅したと思われていたクニマスの生息確認に貢献。さらに海洋に関する普及・啓発活動の功績が認められ、「海洋立国推進功労者」として内閣総理大臣賞を受賞。2011年農水省「お魚大使」、2012年文科省「日本ユネスコ国内委員会広報大使」、2014年には環境省国連生物多様性の10年委員会(UNDB-J)「地球いきもの応援団」の生物多様性リーダーを務めています。
執筆活動では『朝日小学生新聞』にて毎週(土)「おしえてさかなクン」コラムを連載中。また、NHK『ニュースシブ5時』の「魚料理のお悩み解決!きょうのギョちそう」コーナーでご家庭で美味しいお魚料理が手軽にできるレシピをご紹介しています。東京都出身、館山市在住。
(引用:さかなクンオフィシャルサイトより)
トレンドマークのハコフグのぬいぐるみですが、サザビーズオークションにて340万もの値段がつけられ落札されたこともあります。そのお金は全部寄付したそうです。
左カレイ、右ヒラメ
この魚の見分け方もさかなクンが発見しました。
ちなみに実は現存の約一割の魚を発見したのが、さかなクンなんです。これはすぎょすぎますよね。
中学時代に水槽学と吹奏楽を間違えてしまい、そのまま吹奏楽部に入部してしまうといったお茶目な一面も持っています。ソロサックスで金賞を取るまでの実力者みたいです。
さかなクンってテレビで見るとちょっとふざけたイメージがありますが、博識で色んな功績もありすごい人なんです。さかなサンと呼ばせてもらってもいいですか?
日本を代表する魚学者です。

ギョギョギョ!おしえて!さかなクン (朝日小学生新聞の人気連載)
- 作者: さかなクン
- 出版社/メーカー: 朝日学生新聞社
- 発売日: 2015/08/01
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【昆虫バカ】地球少年(篠原裕太)
1994年生まれ。昆虫食伝道師。駒場東邦卒業後、慶應大学に在学中。昆虫食で地球を救うのが夢。現在は、40000匹の虫と自宅で同棲中。
過去には、学生支援に関する事業や様々なイベント等の主催実績あり。
特技は野宿と虫の踊り食い。動植物ともコミュニケーションが可能。
地球少年【篠原祐太】 | Earth Boy “Yuta Shinohara”
ラーメン凪とコラボレーションした虫ラーメンの生みの親でもあります。
他にもゴキブリやセミなど様々な昆虫を食べています。
生で食べるのは趣味ですね。最悪ゴキブリを食って死んだらそれは本望という感じなので・・・
と彼は言っているそうです。
昆虫食って今後すごい注目されるジャンルだと思います。牛とか豚とかいなくなったりする可能性ありますけど、虫っていなくなることはまずないですよね。
私も先日彼の主催するイベントに参加してきました。
(手前はコオロギの卵焼きとミールワームの胡麻和え。奥に写っているのはまだ生きているミールワーム。)
コオロギ美味でした。佃煮と同じような感じで何個でも食べれそうでした。
虫って見た目は気持ち悪かったりして、あんまり食べる機会もないですよね。でも普段食べているものにも虫って使われたりしてます。
かまぼことかいちごジャムとかにもコチニール色素というものが入っており、これも虫から作られているものです。
昆虫って自分が食べたことないだけで、他にも美味しい虫はいっぱいいると思います。
虫は養殖も簡単だし、自分たちの周りにいつもいる。好きだから食べちゃう感じもありますね。
彼はこのような話していました。
昆虫への愛がすごい地球少年篠原さんの今後の活動にも注目です。
今日紹介させて頂いた方たちは生物の各ジャンルで突き抜けている人たちです。3人とも博識で、学歴から見ても頭の良い人たちでした。突き抜けるためには知識も必要だし、行動力なども必要になってくるんですよね。
バカは考えないで行動するなんて言いますが、熱量があるからこその必然の行動です。一つのことに特化して仕事にすることは生半可なものではありません。
今後も一つのことに特化している◯◯バカな人々を紹介していきます。