「天才になるには 天才のフリをすればいい」
ってダリが言ってました
ダリ展終わっちゃいましたね〜
みなさん行きましたか?
うんうん
へー!
え?あたいですか?
行ってないよ
さて
クリエイティブっぽい人のフリをすればクリエイティブなんじゃないか
って思いません?
リリー・フランキーさんも
「なりたい肩書き名乗りな」って
学生に話してたし
「絵本作家です。まだデビューしてないですけど。
これでいいんだよ」
つってました。
と言う訳で
今週のクリエイティブっぽい人の人気をなんでだろうなーとかって考えるコーナー(仮)
そこんところを本人にインタビューしてみました。
#001「サルバドール ダリ」
テーマ曲〜♪
N(ナレーション)
「2016年約10年ぶりに訪れたある回顧展が先日幕を閉じた。
ダリ展」
2006年以来、約10年ぶりの回顧展で、ガラ=サルバドール・ダリ財団、サルバドール・ダリ美術館、国立ソフィア王妃芸術センターのダリコレクションと、日本国内の主要作品がそろいます。作品数は約200点、日本では過去最大規模になるとのこと。
「ダリ展」京都と東京で開催 約10年ぶりの回顧展 - ねとらぼ
私「こんにちは、ダリ展行ってないんですけどお話聞かせて貰ってもいいですか?」
ダリ「いいよー。つーか我も行ってないのんだよねー誘われてないっぽいし」
私「ありがとうございます。何から聞いたらいいのかな〜。あ、なんで人気なんですか?」
ダリ「なんでって。天才だから?」
私「ダリさんってなんか天才とか言われてますけど天才なんですか?」
ダリ「え?天才て言われてる?ふふふ。
まぁ、天才っちゃあ天才だけれどもさ、そう見える努力はしてたかな〜」
私「天才って言われると嬉しいタイプなんですね!
しかもそう見える努力してたんですか!へえ!すごいっすね!
じゃあ次の質問、好きな食べ物は何ですか?」
ダリ「あと変人って言われるのも嬉しいタイプ。
すごいっすね!、、、じゃないんだよ!!
そう見える努力て気にならないのかよ!!」
私「あ、気になります」
ダリ「ヒゲとかワザとやってんのよ!変人の方が天才ぽいから!」
私「えー!!
まぁ、そうか。自然にあんなヒゲにならない訳だもんね。毎朝セットしてるって事ですもんね?カイゼル髭?っていうんですよね。」
ダリ「これは水あめで固めているのだよ」
私「え。嘘ですよね?」
ダリ「自分自身も芸術作品とみなした結果なのだよ。天才になるのは天才のふりをすればいい。そう考えてる」
私「あ、その台詞知ってます。色んな奇行があるけど本当はとてもマトモな人なんですよねー」
ダリ「えー?でも、フランスパン頭につけてリーゼントヘアだってしてた時期もあるのだけれども?マトモじゃないだろう?てか、ダリ美術館きなよ。そんな事言えなくなる、変なのだよ!自分でも意味不明なのだよ!」
私「ダリの作品は誰にもわからない、ダリにもわからない。って言ったそうですね」
ダリ「そういうことなのだよね!自分でもよくわからないのだが、そのよくわからないものを拡大して表現してたかな。混沌としてたけどその感覚は大事にしてたし、なんか評価されてたし、なにより売れたしな。作品売ってたらなんか叩かれたわ、お金を描いてるみたいな。」
私「確かにこの人話してみるとマトモだわーっすねぇ」
ダリ「両方の感覚あるってことよ。ぐにゃぐにゃの柔らかいものが好きなのと同時にカッチカチの硬いものも好きだから作品にも結構出てるみたいなのよ。ほら、時計とかぐにゃぐにゃでしょ?逆にガッチガチのルールとか食べ物だと殻があるのとかそんな意味でのカタイものを壊すのが好き、卵とかロブスターとかって殻を破るじゃない?カタイものをやわらかくする一種の破壊だったのかもなー今思えば。自分の人格もそうじゃない?マトモなのに変人してるってさ」
私「あのぐにゃぐにゃの時計とかどーゆーつもりで描こうとしたんですか?」
ダリ「卵みてたらなんかさ、あ、溶けるチーズみてたときか、カマンベールチーズさ、そこでインスピレーション湧いたのだよ。」
私「時計を溶かしてて相対性理論がどうとか、小難しい解説されてるイメージなんですけど、そんなに考え込んで描いてるものなんですか?」
ダリ「んー、直感で描いてる。チーズ溶けてるのみて。だけどどうせ溶かすなら絶対的にカタイものを溶かしたいって思いがあったかな、そしたら物質じゃなくて時間に行き着いたな。時計というか時間をぐにゃぐにゃに壊したつもり」
私「いいですね〜、聞いてみるとなかなか面白いですね。」
ダリ「天才だったでしょ?」
私「うん!天才はつくれるものなんですね!真面目に天才、変人を表現してるっていう矛盾してるような混沌とした世界観に惹かれてくのかなーと思いました。それが絵とか作品だけじゃなく自分自身にも及ぶ辺りがまた天才ぽくていいですよねー。ここまで真面目に奇行続けられたら立派な天才だと思いますけど。本日はありがとうございましたー!
サルバドー・ドメネク・ファリプ・ジャシン・ダリ・イ・ドメネクさんでした〜
フルネーム長っ!!」
ダリ「気が向いたらスペイン遊びおいで〜卵の家だからね」
私「行きたい!スペインて芸術家の人結構多いっすね〜、また話聞かせてください!本日はありがとうございましたー!
やっぱり適当に描いてるだけじゃこんなに有名にならないですよね〜
芸術家の見る目変わるなぁ〜
赤塚不二夫も真面目にふざけろって言ってたしな〜」
結論
天才はつくれる!!!
※ このインタビューはフィクションです。創作です。
でも、だいたいは言ったとされてる事とかで書いてます。